『スラム・ダンク イン ミー』
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「詩のような題」=「ポエティック・タイトル」
『スラム・ダンク イン ミー』
えらばれる ものは
いつも えらばれ
えらばれない ものは
いつも すてられる
たましいを
すてられた たましいは どこへ ゆくのか
どこへも いきや しないさ
そこらへんに ころがってるよ
ほら
そんな たましいを あわれんで めに なみだを うかべて いる
あなたが ふんづけて いる
それが すてられた たましいさ
いや
あわてて とびのいたり しなくたって いいよ
どこに とびのいたって おんなじさ
この あたりは
そんな すてられた たましいで うめつくされて いるから
そうさ
あなたは えらばれた ひとだから
だから
そこに たって いられるのさ
もちろん
だれにも もんくを いわれることは ないよ
あなたは
そこに いるだけで
どんどん とくてんを かさねて いく
おおきな しってんは しない
だから
きっと また つぎも えらばれるに ちがいないよ
でも もしも
それでも あなたが
そこに たっていたく ないと おもうなら
でも もしも
それでも あなたが
だれかの たましいを ふみつづけて いたくないと おもうなら
たましいを すてられて
すてられた たましいの なかまに なれば いい
ただし
もう にどと とくてんは もらえなく なる
でも
そんな ときに たった ひとつだけ てんを とる ほうほうが ある
『スラム・ダンク イン ミー』
じぶんの なかに
ゴールの リングを ぶっちぎる くらいの ダンクを
たたきこんで やれば いいのさ
すてられた たましいの さけび
それが
『スラム・ダンク イン ミー』
だから
だれにも とめられない
ただし
どんなに はでに ダンクを きめても
2てんしか はいらないから ぎゃくてんは できないけどね
それでも それは
きっと
たましいの ヴィクトリーに なる
あなたが やれば 『スラム・ダンク イン ユー』
きっと
あなたの ヴィクトリーに なる
ようするに
えらばれずに
まけても いいけど
えらばれる ために
あたまを さげちゃ ダメだって ことなのさ
だから
めいっぱい たかく とんで
だから
めいっぱい からだじゅうの かんせつを のばして
だから
めいっぱいの ぜんしんぜんれいを こめて
『スラム・ダンク イン ミー』
たった 2てんだけ とるために
まけると わかっていても
たましいを たたきこむ
『スラム・ダンク イン ミー』
それには かちが あるのさ
えらばれた ものには
できない
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※『 』 の中は「題の題」のようなものです。
その絵を呼ぶのに使う「呼び名(ニックネーム)」だと思ってください。
あぁ、言い忘れてましたが、「絵の題」としてつくっています。
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