『にじを なげる』
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「詩のような題」=「ポエティック・タイトル」
『にじを なげる』
あの そらに むかって
あの かべの ような そらに むかって
にじを なげたら
きっと くだけちって きえて しまうだろう
そう おもっていた
ところが おもいきって
そらの かべに むかって にじを なげつけて みたら
なないろの にじが はじけて
あの かべ いちめんに にじの いろが ひろがって
あの そら いちめんに ひかりの いろが ひろがって
その いろと ひかりが
せかいじゅうを おおい つくしてしまった
もう
まぶしくて めも あけて いられない
その あまりの まぶしさに
ぼくの つまらない なやみごとは ふきとんで しまった
そう
そんなことが おきたなら
だいたいの ものは きえて しまうだろう
だから いつでも
なやみごとが でてきたら
そうさ
あの かべの ような そらに むかって
おもいっきり
にじを なげつけて やれば いい
だれにだって できる
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※『 』 の中は「題の題」のようなものです。
その絵を呼ぶのに使う「呼び名(ニックネーム)」だと思ってください。
あぁ、言い忘れてましたが、「絵の題」としてつくっています。
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※上の記事に関連することを、下のリンクでも説明しています。
geijutuno20ctsousitu.hateblo.jp