「詩のような題」=「ポエティック・タイトル」
この記事は私がメイン・ブログにしているトップページ - 「芸術の20世紀 喪失宣言」からの転載です。
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以下の文章は、私のメイン・ブログ
geijutuno20ctsousitu.blog.fc2.com
からの引用です。
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絵に「長い題」をつけようと思うように成ったのは、このブログをやっていたからだと思います。
今後も、自分の絵に、「詩のような題」=「ポエティック・タイトル」をつけていきたいと思っています。
※以下の文章は追記を重ねているために、ややわかりにくいかもしれません。
※【「ダブルネーム」について】と言う記事と関連した内容になっています。
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絵があって、それに対応した「題」をつける場合もありますし、「題」が先行していることもあります。
(むしろ、そういうパターンの方が多くなっているくらいです)
ただ、今のところ「題」に合わせた「絵」を描こうとは思っていません。
今後は、そういうパターンも出て来るかも知れませんけどね。
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以下、2020年7月に追記
※その後、「題」に合わせて「絵」を描くというパターンも実際に出てきました。
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取り敢えず、「絵の意味」が見た人に少しでも伝わるようにしたいわけでわけすが、なかなか、そう簡単には伝わりませんから、せめて、『伝えたいんですよ!』ということだけでも伝わればと思って、これをやっております。
『詩のような』と言っても「詩」ではありません。
あくまで「絵の題」です。
ただ、そこに「意味」を創り出したかったわけです。
要するに、私の中にある「絵の世界」を言葉に置き換えたモノと考えていただければいいんじゃないかと思います。
はじめのうちは、単に「長い題」と言っていたんですが、だんだん「意味性」が強くなってきた感じがするので、「詩のような題」=「詩題」と呼ぶことにいたしました。
今後も、このカテゴリに、出来た「題」を投稿していくつもりです。
「題」に対応する「作品」がないものも含まれると思いますし、そのまま「題」だけが残ってしまうというケースも、けっこう出てくると思っています。
必ずしも、「絵」と「題」に1:1の対応関係があるとは限らないと考えているので、「絵」に対する「題」は入れ替え可能だと思っております。
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以下、2021年1月に追記
※上でも書いていますが、「入れ替え可能なタイトル」と言う方向でやっています。
それから、「絵」に対して、複数のタイトルがあるというパターンもけっこう出てきています。
(このことは前の記事『「ダブル・ネーム」について』で説明しています)
ただし、混乱(自分の中でも)を避けるため、三つ以上のタイトルを付けるのは、出来る限り避けていくつもりです。
また、この「詩のような題」は、表現においての普遍性を摸索するために行っているものです。
具象画で言うと、たとえば「ゴッホのひまわり」のような絵がある時、その絵に「ひまわり」と言う「題」を付ければ、それは「ひまわりであること」に限定されてしまいます。つまり、『ひまわり以外のモノではない』ということに成ってしまいますが、もしも、その絵に『たいようの はな』というタイトルを付けた場合、その絵は「ひまわりであるということ」から解放されることに成ります。
つまり、見た人がその花に名前を付けることができるように成るということですね。
そして、さらに「たいようの めぐみ」と付ければ、「花であること」からも解放されます。
要するに、創作者から鑑賞者への『どうぞ、ご自由にご覧ください』という「挨拶」みたいなものだと思っています。
つまり、固定的な観念や既成概念から解放された方が、自由な発想でモノを見たり捉えたりできるだろうということですね。
人間はどうしても「ひまわり」と言われてしまうと、とりあえずひまわりから発想してしまうものですから。
こう言ったことを、一つのものに限定されない「普遍性」と考えた上で、その「普遍性」を模索していこうと思ってやっています。
実際の例をあげれば、この記事を書く過程で上の文章からの連想で『たいようの はな』と言う「詩のような題」を創ったんですが、その絵は『うつくしくは ないが かいぶつでは ない』(↑上の絵です)という絵でもあり、その絵の二つ目のタイトル=「ダブル・ネーム」ということに成ります。
同じ絵のタイトルなんですが、かなり内容にはギャップがあると思います。
それでいて、何となくつながりを感じられたら、そこから発想が広がっているんじゃないだろうか?ということですね。
つまり、両極にあるモノを一つに圧縮するというようなことがやりたいわけなんです。
言うほど簡単には出来ませんが、そう言うことに対する一種のチャレンジだと思っていただければ、私といたしましてはとっても嬉しいです。
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そんなわけで、「詩のような題」=「ポエティック・タイトル」です。